著者
古田 元夫 放送大学客員教授・東京大学名誉教授・日越大学学長 発行年
18ISBN
978-4-595-31858-0サイズ
A5ページ数
240全体のねらい
東南アジアの歴史は、植民地時代には、外部の文明の影響を受動的に受容してきた地域として描かれていたが、各国が独立を達成した時代には、国家の歴史の自律性が強調され、外文明の影響は副次的に見られるようになった。本書は東南アジアを一つの歴史世界としてとらえ、その歴史の展開を、近現代史に力点をおきながら、古代から現代までたどっていく。東南アジアは、日本にとって重要な意味をもつ地域であり、その歴史の理解は、世界の中での日本、アジアの中での日本という現代的課題を考える上でも有用である。章の構成
1.東南アジアの特徴
2.東南アジアにおける地域と国家の成立(〜14世紀)
3.交易の時代と港市の繁栄(15〜17世紀)
4.近世国家群の展開と再編(18〜19世紀)
5.植民地支配の展開
6.東南アジア経済の再編成
7.近代ナショナリズムの形成
8.日本の東南アジア支配
9.独立の夢と現実
10.ベトナム戦争
11.東南アジアの地域統合の模索
12.開発主義−国ごとに豊かさを求める時代
13.冷戦体制の崩壊とASEAN10の実現
14.経済発展と政治
15.総括−ASEAN共同体発足から見た東南アジア史
販売価格 |
3,190円(税290円)
|
型番 |
3062 |