レジリエンスの諸相−人類史的視点からの挑戦−

著者

奈良由美子 放送大学教授
稲村 哲也 放送大学教授 

発行年

18

ISBN

978-4-595-31865-8

サイズ

A5

ページ数

344

全体のねらい

レジリエンスとは、一般に、環境の急激な変動や逆境の状況に対し、柔軟な対応・適応によって安定性を維持、または取り戻す能力とされている。近年では、災害からの復興の力としての社会のレジリエンスに注目が集まっている。本書は、レジリエンスの概念を多角的・超領域的な視点で捉え直すため、人類史的時間軸をたどり、また、遺伝子レベルからヒト、社会、地球レベルまでを視野に入れたレジリエンスの諸相を検討する。

章の構成


 1.レジリエンスとは何か
 2.霊長類の共通祖先から受け継いだヒトのレジリエンス
 3.遺伝子からみた類人猿とヒトの心のレジリエンス
 4.人類進化とヒトのレジリエンス
 5.食糧生産革命とレジリエンス
 6.古代文明の盛衰とレジリエンス
 7.ヒトと病原菌の共存とレジリエンス
 8.アンデスにみるレジリエンスの諸相
 9.フィリピン先住民にみる災害とレジリエンス
 10.地球のレジリエンス
 11.災害への対応とくらしのレジリエンス
 12.心のレジリエンス
 13.企業経営にみるレジリエンス
 14.対立と争いをめぐるレジリエンス
 15.レジリエンスとその未来
販売価格 3,740円(税340円)
型番 4032

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