著者
貝塚 茂樹 放送大学客員教授・武蔵野大学教授 発行年
18ISBN
978-4-595-31845-0サイズ
A5ページ数
276全体のねらい
1945年8月の敗戦を契機として、戦後の日本社会ではさまざまな教育改革が試みられてきた。それは、戦後社会の政治的、経済的な変化への対応であるとともに、近代教育が抱えた本質的な教育課題への対応でもあった。本書は、戦後日本教育史を大きく「戦後教育改革」「高度経済成長」「臨時教育審議会以降」の時期に区分し、それぞれの時期の教育改革が達成した成果と教育課題の特徴を分析・検討すると同時に、それらの意義と役割を歴史的な観点から考察する。戦後の教育改革によって達成された成果と課題について整理できるとともに、教育改革の内容と意味を歴史的な観点から理解できるようになることが目標である。章の構成
1.戦後日本教育史をどう考えるか
2.総力戦体制下の教育と戦後
3.占領教育政策と「自己改革」の相克
4.戦後教育理念の形成と教育行政
5.学制改革の混乱と教育課程改革
6.新制大学の成立と教員養成
7.戦後教育改革の「転換」と「新教育」批判
8.国民意識の変化と教師像
9.高度経済成長と人間像の模索
10.「教育荒廃」と「ゆとり」路線への転換
11.高等教育の量的拡大と大学紛争
12.臨時教育審議会と生涯学習
13.「生きる力」と教科書問題
14.新しい学校像と「学力低下」問題
15.戦後教育と教育改革のゆくえ
販売価格 |
2,970円(税270円)
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型番 |
1114 |