漢文の読み方−原典読解の基礎−

著者

宮本 徹 放送大学准教授
松江 崇 放送大学客員准教授・京都大学大学院准教授 

発行年

19

ISBN

978-4-595-31926-6

サイズ

A5

ページ数

280

全体のねらい

古典中国語は東アジアを中心とする広大な地域で共有された古典語であり、近代に至るまで諸民族の精神構造のあり方を強く規定し続けたと同時に、その影響は現代にまで及んでいる。本書は、我が国で伝統的に用いられた訓読という手段を用いながら、このような古典中国語の読解法を解説する。「古典中国語の基本的な構造を理解する」、「辞書等を用いながら、標準的な漢文資料を読めるようになること」などが、学習目標となっている。

章の構成


 1.漢文とは何か
 2.漢字と漢字音
 3.漢文の構造とその成分(一)
 4.漢文の構造とその成分(二)

 5.機能語の体系と用法(一)−前置詞・構造助詞・文末助詞
 6.機能語の体系と用法(二)−接続詞・助動詞・人称代詞
 7.機能語の体系と用法(三)−指示代詞・疑問代詞・副詞
 8.活用・構文・重要表現−品詞の活用・複合的構造・特殊語順・受動表現・数量表現
 9.思想書講読(一)−墨子の言語論理学
 10.思想書講読(二)−荘子の斉物論と郭象の注
 11.文学書講読(一)
 12.文学書講読(二)
 13.歴史書講読(一)
 14.歴史書講読(二)
 15.漢文の座標
販売価格 2,860円(税260円)
型番 2613

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