著者
沼野 充義 放送大学客員教授・東京大学教授
野崎 歓 放送大学客員教授・東京大学教授 発行年
19ISBN
978-4-595-31928-0サイズ
A5ページ数
268全体のねらい
世界文学の根幹部分を形作った、ヨーロッパ近代の文学作品について、それぞれの作品の鍵となる部分を取り出して、「読み方」を具体的に解説する。概説ではなく、具体的なテクストにもとづいて、その作品を読み解くための手がかりを与えることが目標である。時代としては、16世紀のセルバンテスやシェイクスピアから、20世紀はじめ(第2次世界大戦前)までを扱う。アメリカ文学をも含む広義のヨーロッパ文学について、横断的に読解していく。章の構成
1.スペイン セルバンテス 『ドン・キホーテ』を読む
2.イギリス(1) シェイクスピア 『ロミオとジュリエット』を読む
3.イギリス(2) スウィフト 『ガリヴァー旅行記』を読む
4.イギリス(3) ブロンテ 『嵐が丘』を読む
5.ドイツ(1) ゲーテ 『若きヴェルターの悩み』を読む
6.ドイツ(2) トーマス・マン 『トーニオ・クレーガー』を読む
7.フランス(1) ルソー 『告白』を読む
8.フランス(2) バルザック 『ゴリオ爺さん』を読む
9.フランス(3) プルースト 『スワンの恋』を読む
10.ロシア(1) ドストエフスキー 『罪と罰』を読む
11.ロシア(2) トルストイ 『アンナ・カレーニナ』を読む
12.ロシア(3) チェーホフ 短編小説と戯曲『かもめ』を読む
13.アメリカ(1) ナサニエル・ホーソーン 『緋文字』を読む
14.アメリカ(2) ヘンリー・ジェイムズ 『ねじの回転』『密林の獣』『黄金の杯』を読む
15.ヨーロッパ近代文学を翻訳で読む楽しみ
販売価格 |
2,640円(税240円)
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型番 |
2615 |