世界文学の古典を読む

著者

村松 真理子 放送大学客員教授・東京大学教授
横山 安由美 放送大学客員教授・立教大学教授 

発行年

20

ISBN

978-4-595-32188-7

サイズ

A5

ページ数

320

全体のねらい

古代から中世にかけての世界中の名作に触れ、旅・冒険・非日常という共通の観点から読み解いてゆく。ギリシア・ローマ、中世ヨーロッパ、あるいは中国などの「冒険もの」の社会背景や構造を理解し、名場面の一部を翻訳で味わう。人が異国や異界に旅立つ原動力や、未知なるものとの遭遇、成長や挫折などについて検討を行い、人間の普遍的な営みとしての旅を考える。さらに口承からテクストへと至る過程を精査し、古典文学のもつ意味を考察する。

章の構成

1.古代ギリシア1『オデュッセイア』
2.古代ギリシア2『オイディプス王』
3.古代ローマ1『アエネイス』
4.古代ローマ2『黄金のろば』
5.中国1『遊仙窟』
6.中国2『西遊記』
7.スペイン1『わがシードの歌』
8.スペイン2『ティラン・ロ・ブラン』
9.イタリア1『神曲』
10.イタリア2『デカメロン』
11.フランス1 アーサー王物語と聖杯の探索
12.フランス2『エセー』
13.イギリス1『カンタベリー物語』
14.イギリス2『妖精の女王』
15.テクストと旅
販売価格 3,850円(税350円)
型番 2617

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