博物館展示論〔新訂〕

著者

稲村 哲也 放送大学教授 

発行年

16

ISBN

978-4-595-31613-5

サイズ

A5

ページ数

322

全体のねらい

人類の遺産、歴史、文化、自然や科学が、いかにして博物館の展示として表現されるのかを理解するとともに、展示のもつメッセージ性について解説する。博物館の種類、展示の種類、展示の構造などの概要を学んだ後、日本と世界の博物館の事例を通して、博物館展示の多様な特徴を理解する。さらに、博物館の設立や特別展、リニューアルなどの過程やその背景を知り、展示のコンセプトやメッセージがどのように表現されるのかを理解する。また、博物館展示と社会との相互作用や、展示にこめられたメッセージ性、政治性についても考える。

章の構成


 1.展示論とは・展示の構想と具現化 −リトルワールド本館展示
 2.現地調査と展示の具現化 −リトルワールド野外展示
 3.国立博物館の展示 −東京国立博物館と九州国立博物館
 4.博物館のリニューアル−国立科学博物館と静岡科学館
 5.特別展の構想と具現化 −科博のグレートジャーニー展
 6.民族文化の展示 −国立民族学博物館の舞台裏
 7.大学博物館の展示とその役割 −国立大学と私立大学
 8.歴史系博物館の展示 −国立歴史民俗博物館と地方の博物館
 9.沖縄の博物館 −固有の歴史と戦争体験をめぐる博物館展示
 10.アイヌ民族と北海道の博物館 −展示をめぐる立場と視点
 11.北米の博物館 −カナダ、アルバータ州の博物館を中心に
 12.南米の博物館 −ペルーにおける考古学と博物館
 13.ヨーロッパの博物館 −ミュージアム展示の新たな方向性
 14.アフリカの博物館 −南アフリカの野外博物館を中心に
 15.アジアの博物館 −インドネシアとモンゴルの博物館を中心に
販売価格 3,410円(税310円)
型番 3735

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