文学・芸術・武道にみる日本文化

著者

魚住 孝至 放送大学教授 

発行年

19

ISBN

978-4-595-31929-7

サイズ

A5

ページ数

328

全体のねらい

文学・芸術・武道を中心として、原始から現代まで続く日本文化の独自性と今日的な意味を考える。日本列島の自然の中で自然に神的なものを見て崇拝し祖霊を尊重する精神が培われ、それは稲作文化が伝わって国家形成後も底流に流れている。古代に神話や歌の古典が成立し、平安期に王朝文学が開花、中世には貴族と武士の文化が融合した。近世には武芸の道や俳諧、浄瑠璃、歌舞伎、浮世絵なども生まれた。明治維新、戦後と、伝統文化は2度否定されたが、再編成され今日に至る。日本文化を見直し近代文明を超える可能性を探る。

章の構成

1.日本文化の基層(縄文・弥生・古墳時代)
2.日本文化の基盤形成(飛鳥時代)
3.古代の古典の成立(奈良時代)
4.国風化への転換(平安前期)
5.王朝文化の展開(平安中期)
6.武士の台頭の中での王朝古典主義(院政期)
7.中世の始まりと『平家物語』(鎌倉時代)
8.連歌と能楽 −芸道論の成立(室町時代)
9.連歌師と茶の湯 −芸道の展開(戦国・統一期)
10.武芸鍛練の道 −近世の武道(江戸初期)
11.俳諧 −近世の文学(江戸中期)
12.浄瑠璃と歌舞伎 −近世の芸能(江戸中・後期)
13.伝統文化の熟成と幕府の終焉(江戸後期・幕末)
14.近代化と伝統の再編成 −文学・芸術・武道(明治・大正・昭和初期)
15.戦後改革からグローバル時代へ(昭和後期・現代)
販売価格 3,520円(税320円)
型番 3431

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