著者
大村 敬一 放送大学教授
湖中 真哉 放送大学客員教授・静岡県立大学教授 発行年
20ISBN
978-4-595-32191-7サイズ
A5ページ数
296全体のねらい
人類がもつ文化に焦点をあてながら、文化人類学の基本的知識を解説する。社会に閉塞感や生きづらさが漂う今日の世界は様々な限界に直面しており、様々な領域で根源的な転換の構想が求められている。グローバル化とともに人類と地球をはじめとする様々な二元論が地球規模で揺らぎつつある時代を「人新世」時代として捉え、自然と文化、自文化と他文化、心と身体、真実と虚構等様々な二元論が融解しつつある現状に応じたトピックを取り上げる。章の構成
1.「人新世」時代における文化人類学の挑戦
2.人新世とグローバリゼーション
3.文化相対主義の悲哀:近代人類学の「文化」の陥穽
4.創造的対話への扉:フィールドワークの現実への回帰
5.人新生時代のSDGs と貧困の文化
6.人新世時代のものと人間の存在論
7.エイジングの人類学
8.医療とケアの民族誌
9.世俗と宗教
10.現実と虚構のはざまのメディア/知識
11.世界生成の機械としての文化
12.自然と身体の人類学
13.イメージと創造性の人類学
14.協働実践としての人新世時代のエスノグラフィー
15.地球と人類の未来
販売価格 |
3,630円(税330円)
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型番 |
3744 |