著者
札野 順 放送大学客員教授・金沢工業大学教授 発行年
15ISBN
978-4-595-31570-1サイズ
A5ページ数
316全体のねらい
科学技術は新しい価値を生み、社会と環境に大きな影響を与えるが、2011年3月の東日本大震災は、科学技術がもつ正負両面の力を再認識させる契機となった。技術を実践する技術者は、社会に対して特別の責任を負っているのである。本書は、技術者が職務を遂行する上で必要な新しい「倫理」について考察する。技術者が直面する可能性のある種々の倫理的問題を、具体的事例を通して紹介し、それらの問題を分析して倫理的に推論する方法について学び、21世紀の技術者に求められる倫理的な資質・能力について考察する。章の構成
1.新しい時代の技術者倫理とは何か
2.技術者が意思決定を迫られる状況とは(1)
3.技術者が意思決定を迫られる状況とは(2)
4.科学技術と社会・環境
5.新しい時代の技術者とは何か−その資質と能力−
6.技術者としての行動設計(1)
7.技術者としての行動設計(2)−技術者が重視すべき価値−
8.技術者としての行動設計(3)−倫理的意思決定の方法−
9.技術者の責任−優れた意思決定がもたらすもの−
10.組織の中でいかに行動すべきか(1)
11.技術者とISO26000「Guidance on Social Responsibility(社会的責任に関する手引き)」について
12.組織の中でいかに行動すべきか(2)−企業の社会的責任と倫理−
13.東日本大震災後の社会における技術者の新しい役割
14.責任ある研究活動とは何か
15.社会のなかの、社会のための技術者−「幸せ」をもたらす技術者倫理−
販売価格 |
3,080円(税280円)
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型番 |
6352 |