社会的協力論 〔改訂版〕 −いかに近代的協力の限界を超えるか−

著者

坂井 素思 放送大学教授 

発行年

20

ISBN

978-4-595-14135-5

サイズ

A5

ページ数

300

全体のねらい

本書は、社会における人びとの「社会的協力」とは何かについての原理的考え、近代的協力の限界という現実を認識し、近代的協力を乗り超える方法を考察する。近代になって、社会的協力の在り方が大転換したといわれている。市場モデルや政府モデルなどの近代的協力がなぜ大規模に生成し、そして限界を見せるようになったのか、そしていかに近代的協力の限界を乗り超えるのかについて、具体的な事例を見ながら理解を深めていく。

章の構成


 1.社会的協力はなぜ必要とされるのか
 2.協力にはどのような類型があるのだろうか
 3.協力関係のフォーマル化とインフォーマル化
 4.近代的な協力と支配モデル
 5.協力の交換モデルと「囚人のジレンマ」問題
 6.影響力と協力の互酬モデル
 7.近代的協力モデルと大規模化組織の発展
 8.近代的協力組織の限界とジレンマ
 9.エージェンシー化と協力活動
 10.協力の多様化問題と「組織立った複雑性」
 11.ダウンサイジングと近代的協力の変容
 12.リーダーシップの協力関係と「信頼」
 13.社会関係資本とインフォーマルな協力関係
 14.支援とケアでの協力活動
 15.協力のネットワーク形成とミンツバーグ問題
販売価格 3,630円(税330円)
型番 s722

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