著者
島内 裕子 放送大学教授 発行年
21ISBN
978-4-595-14156-0サイズ
A5ページ数
288全体のねらい
本書は、ある作品がどのように研究されてきたかを通史的に解説する。文学研究の始発は、国文学の場合、まず、平安時代の『古今和歌集』『伊勢物語』『源氏物語』を中心とする注釈研究であった。これらの作品よりも成立が早かった『古事記』や『万葉集』の研究は、ようやく江戸時代になって本格化した。したがって、研究史を学ぶことは、まず注釈研究史を学ぶことであり、本書の構成も、その点に注意を喚起するように組み立ててある。作品により、研究の視点や力点がさまざまに異なるので、文学研究の多様性に触れてほしい。章の構成
1.『古今和歌集』の研究史
2.『小倉百人一首』の研究史
3.和歌文学の研究史
4.『伊勢物語』の研究史
5.『源氏物語』の研究史(1)
6.『源氏物語』の研究史(2)
7.物語文学の研究史
8.『徒然草』の研究史
9.『枕草子』と『方丈記』の研究史
10.『万葉集』の研究史
11.『古事記』と『日本書紀』の研究史
12.日記文学の研究史
13.軍記物語の研究史
14.注釈書のさまざま
15.研究史から見た日本文学史
販売価格 |
3,190円(税290円)
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型番 |
s818 |