モダニズムの文学と文化

著者

宮本陽一郎 放送大学教授 

発行年

21

ISBN

978-4-595-14157-7

サイズ

A5

ページ数

260

全体のねらい

20世紀前半の文化の諸相を、文学・音楽・映画・建築・美術・写真などの諸領域を横断しながら論じる。
アメリカ合衆国の文学・芸術が分析の核となるが、しかしこれを文化のグローバル・ネットワークの一環として捉え直すことを主眼とする。
本書の目標は、カルチュラル・スタディーズの理論と研究手法を身につけ、これに基づき読者各自の学習・研究のテーマを深化させること。また、トランスナショナルな視座から、文化事象を分析する研究能力を身につけることである。

章の構成

1.序論 −近代化、モダニティー、モダニズム
2."Less Is More" −バウハウス運動と機能主義
3."Things Fall Apart" −世紀末からモダニズムへ
4.神話と秩序 −ジョイス、エリオット、ストラヴィンスキー
5.断片から秩序へ −エクリチュールとしてのモダニズム
6.一人のための全体/全体のための一人
7.アメリカ小説におけるキュービズム
8.シオドア・ローズヴェルトの巨像
9.ターザンの優生学 −帝国主義的な身体と自己
10.キング・コングのニューヨーク −帝国主義とプリミティヴィズム
11.フィッツジェラルドのジャズ・エイジ
12.帝国主義のパーティー −『グレート・ギャッツビーを読む』
13.ブラック・エンペラー(1) −ハイチとハーレム
14.ブラック・エンペラー(2) −ハイチとアメリカ合衆国帝国主義の地政学
15.ブラック・エンペラー(3) −モダンの黄昏
販売価格 3,850円(税350円)
型番 s819

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