著者

山口　　修　放送大学客員教授・大阪大学教授　

発行年

00

ISBN

978-4-595-87544-1

サイズ

A5

ページ数

260

全体のねらい

音楽と社会の関係において両者が見せる相互作用のダイナミクスに焦点を合わせ，それを「応用音楽学」と総称して新しい音楽学の理論と方法を提示する。歴史的な面の記述だけではなく，現代社会の多様な様相に着目し，従来の「民族音楽学」的な観点を重視しながら日本や東アジア全体から人類文化を眺望する。

章の構成

１．社会に開かれた音楽学
２．社会から学ぶ音楽学
３．多元文化主義の現代と音楽
４．国際化社会の音楽
５．地域社会の音楽
６．音楽における脈絡変換
７．異文化理解と音楽
８．学校教育と生涯教育における音楽
９．フィールドワーク概念の拡大と音楽
１０．音楽現場の多様化とアートマネージメント
１１．文化行政と音楽
１２．音楽における環境問題
１３．映像音楽学の展開のために
１４．「わざ」の世界と音楽
１５．人と人をつなぐ音楽