日本の文化と教育

著者

矢口 徹也 放送大学客員教授・早稲田大学教授
辻 智子 放送大学客員准教授・北海道大学准教授

発行年

23

ISBN

978-4-595-32382-9

サイズ

A5

ページ数

236

全体のねらい

明治期以降の日本では、学校教育の整備と拡充に力点がおかれ、地域における社会教育はそれを補足する存在として捉えられてきた。しかし、学校教育の普及は画一化、序列化の問題をもたらし、子ども、若者が生きていく力そのものが問われている。社会の中で子ども、若者が大人になることの意味を歴史的に理解するために、若者から青年への変化、少年、少女像の登場、児童の生活と文化への注目、勤労青年の社会教育について具体的事例を取り上げる。

章の構成


1.青年の登場
2.通俗教育、社会教育行政と青年団体
3.少年、少女像の誕生
4.大正新教育と子どもの読み・書き文化
5.口演童話と子どもの読書:図書館児童サービスの普及との関係
6.女性にとっての教育:「女学生」と「女工」
7.女性団体・女子青年団と家庭教育
8.総動員体制下の青年教育
9.戦後社会教育と青年団、婦人会
10.社会教育の方法としての共同学習
11.サークル文化と生活記録運動
12.働く青年たちの学習と教育
13.変化する農村社会における地域青年活動
14.聴くことから教育をとらえ返す:東日本大震災の被災地活動を例に
15.若者と教育
販売価格 2,860円(税260円)
型番 1137

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