哲学・思想を今考える〔改訂版〕―歴史の中で―

著者

魚住 孝至 放送大学特任教授

発行年

23

ISBN

978-4-595-32389-8

サイズ

A5

ページ数

328

全体のねらい

「何ゆえに、われわれは、今、ここに、このように生きているのか?」を根本の問いとして、主な「根源思想」を振り返った後、西洋哲学を考える。近代文明を問い直すアメリカ先住民の思想、そして日本の思想を考える。現代になると産業が科学技術と結びついて自然の大改変をする中で地球環境問題が生じている。医療技術の進歩により人間の生と死に人為的な操作も可能になった。こうした今、改めて哲学・思想を広い視野から根本的に考え直す必要がある。

章の構成


1.哲学の精神と根本の問い
2.人類史の概観と根源思想の成立と展開
3.西洋哲学の基盤
4.西欧近代文明の成立(15〜17世紀)
5.近代哲学の確立(18〜19世紀前半)
6.非西欧の伝統文化と近代文明による侵略
7.日本の伝統思想と近代化の達成
8.近代から現代へ(19世紀後半〜20世紀へ)
9.現代哲学の成立−ハイデガー『存在と時間』の衝撃
10.近代日本における新たな思索の展開−西田幾多郎と和辻哲郎
11.第二次世界大戦前後−西洋形而上学の根底からの批判
12.20世紀後半の西洋哲学・思想の展開−ハイデガーの思索とその後
13.現代産業社会と環境倫理学の問題−地球の生命史からの見直し
14.現代医療技術と生命倫理学の問題−人間の生命誕生から死までの見直し
15.哲学・思想を今考える−禅の究明とわれわれの生きる状況
販売価格 3,850円(税350円)
型番 2059

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