貧困の諸相

著者

駒村 康平 放送大学客員教授・慶應義塾大学教授
渡辺 久里子 放送大学客員准教授・神奈川大学助教

発行年

23

ISBN

978-4-595-32402-4

サイズ

A5

ページ数

264

全体のねらい

貧困や格差とその解決はいつの時代も大きな問題だが、その原因、その弊害は時代とともに変わる。社会経済とその変化がどのように貧困・格差を生み出すのか、貧困・格差が社会にどのような問題をもたらすのか、社会の変化のなかで、絶えず生み出されていく貧困・格差問題とその対応について深く考えることを身につけることを目標とする。
貧困が当事者のみならず社会にどのような弊害をもたらすのか考えてほしい。

章の構成


1.はじめに―貧困を考え
2.貧困と救済の歴史―貧困対策の変容
3.近代日本の貧困
4.現代日本の貧困と社会保障制度
5.欧州と世界の貧困史―古代から現代の貧困政策
6.貧困の測定
7.日本における貧困
8.貧困の国際比較
9.貧困問題に対する社会保障(1)
―生活保護制度の役割と課題
10.貧困問題に対する社会保障(2)
―生活困窮者自立支援制度と生活保護制度の未来
11.SDGsと貧困の撲滅
12.新型コロナと貧困
―明らかになった生活保護の限界と包括的な最低所得保障制度の必要性
13.子どもの貧困と貧困の世代間連鎖(1)
―成育環境を通じた影響と諸外国の政策
14.子どもの貧困と貧困の世代間連鎖(2)
―日本における貧困の世代間連鎖とその対策
15.環境、貧困そして幸福
販売価格 2,750円(税250円)
型番 4667

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