映画芸術への招待

著者

野崎 歓 放送大学教授
宮本 陽一郎 放送大学特任教授

発行年

25

ISBN

978-4-595-32505-2

サイズ

A5

ページ数

336

全体のねらい

映画の誕生から現在までの歩みを辿り、芸術としての成り立ちを学ぶとともに、社会において映画芸術が果たしてきた役割を考察する。日本や海外の作品の歴史、文化全般に興味を持つ読者に映像リテラシーを高める機会を提供する一冊。
誕生以来、芸術でありうるのか否かを求められ続けた新しい表現形態をもつ映画だが、文学にどのような刺激を与えたのかを考察し、芸術史の大きな流れの中で「映画芸術」がもちうる意義を明らかにする。

章の構成

1.「光あれ」――映画の誕生
2.物語の技法――文学から映画へ、映画から文学へ
3.西部劇と国民神話の創生
4.普遍的言語の夢――サイレントからトーキーへ
5.民衆の敵、最高の検閲官――古典ギャング映画の生と死
6.マシーン・エイジ・ダンシング――バズビー・バークリーのミュージカル映画
7.リックのカフェにて――亡命者たちのハリウッド
8.「映画は戦場だ」――世界大戦の時代のスクリーン
9.映画と日本文化――芸道物の誕生
10.日本映画の撮影所時代の女性映画人たち
11.『市民ケーン』を読む(1)―― "by Orson Welles"
12.『市民ケーン』を読む(2)――ストーリーとディスコース
13.『市民ケーン』を読む(3)――バラの蕾
14.「新しい波」――ネオレアリズモからテレビまで
15.映画芸術とは何か
販売価格 4,620円(税420円)
型番 3435

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