著者

井出　訓　放送大学教授

発行年

25

ISBN

978-4-595-32514-4

サイズ

A5

ページ数

316

全体のねらい

老年期を生きることの意味と価値との理解を深め、生物学的な老化から、高齢者施策を含む社会的な視点に立って高齢者を捉えながら、老いを生きる人々への看護を考える。老年看護学が対象とする高齢者の生活と健康を、高齢期に体験される「老い」という視点から理解したうえで、加齢に伴う心身の変化の特徴を、全人的な多角的観点から学習する。さらに、高齢者の権利擁護、生活機能の管理、老年期に特有の疾病・症候と看護支援、認知症高齢者へのケア、要介護高齢者を持つ家族への支援、最後に高齢者の終末期ケアについても学習する。

章の構成

1.老いを生きる高齢者の理解と老年看護の役割
2.高齢者施策と社会保障制度
3.加齢に伴う健康の変化と看護ケア
4.高齢者の生活を支える看護１−生活アセスメント
5.高齢者の生活を支える看護２−食事
6.高齢者の生活を支える看護３−スキンケア
7.高齢者の生活を支える看護４−排尿
8.高齢者の生活を支える看護５−高齢者の排泄と性
9.老年期に特有の疾病・症候と回復に向けた看護支援１−脳神経・認知機能
10.老年期に特有の疾病・症候と回復に向けた看護支援２−リハビリテーション
11.治療法と高齢者看護
12.認知症高齢者への看護ケア
13.高齢者、およびその家族への看護
14.高齢者とリスクマネジメントと権利擁護
15.終末期を支える看護