著者
恒吉 僚子 放送大学客員教授・文京学院大学副学長発行年
25ISBN
978-4-595-14217-8サイズ
A5ページ数
292全体のねらい
教育は長らく「国民」を形作り、社会には「国民」に必要とされる知識、スキル、価値等の獲得を促し、人間形成を方向付け、世代から世代への「文化」の継承を担ってきた。しかし、グローバル化が進む中で異文化的背景を持つ子どもたちの増加、グローバルな市民を育成するためのコンピテンス、スキル等の必要性が国際的に問題になり、こうした変化の中での教育と文化を、教育社会学・異文化間教育学・教育開発・教育の国際比較の観点から学際的に掘り下げて解説する。章の構成
1.教育と文化−転換期にあたっての考察
2.社会の内の「文化」多様性−日本社会の事例
3.文化間移動する子どもの文化変容
4.マイノリティの経験からみる日本の教育と学校文化
5.アメリカの教育と「文化」多様性−そこからみる日本への示唆
6.アメリカにおける移民の子どもの生活世界と教育
7.地域による移民の教育支援と協働
8.国境を越えた視点から教育を考える
9.「国民」意識の形成と文化−東南アジアの事例から
10.高等教育の国際化を通した「知」の伝播−東アジアの文脈で考える文化としての「知」
11.グローバル・ローカル視点から捉える生涯学習
12.ポストSDGsの教育−2050年に向けて
13.グローバル時代の国を越えた教育トランスファーを考える
14.教育文化の社会学と「個人」
15.グローバル時代の教育文化の社会学の研究
販売価格 |
3,520円(税320円)
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型番 |
s632 |