著者

萩谷　昌己　放送大学客員教授・東京大学名誉教授

発行年

25

ISBN

978-4-595-14221-5

サイズ

A5

ページ数

300

全体のねらい

情報学の中核にある計算の概念に関して、現存のコンピュータではなく、その普遍的な可能性について、特に自然現象との関係において考察する。オートマトンやチューリング機械など、計算の基礎概念の理解を確認しながら、各種のトピックについて、解説する。
自然現象に内在する計算過程について理解し、自然現象を活用した新たな計算の可能性を提案できるようになることが目標である。

章の構成

1.計算とは？
2.ライフゲームと自然計算
3.チューリング機械とオートマトン
4.可逆計算
5.セルオートマトン
6.マルチセット
7.反応拡散による計算
8.生物に触発された計算
9.触覚による計算
10.自然脳と人工脳
11.意識の計算
12.DNAコンピューティング
13.光コンピューティング
14.量子コンピューティング
15.計算と宇宙？