著者
田中 理絵 放送大学客員准教授・山口大学准教授 発行年
18ISBN
978-4-595-31848-1サイズ
A5ページ数
256全体のねらい
家族は子どもが生まれると同時に所属する集団であり、子どもの発達にとって最も基礎的かつ重要な集団である。子どもが家族集団の中で習得した価値・規範や思考・行動様式は、その後の子どもの発達を大きく規定し、方向づけていく。家族は子どものベースを形成し、一定の方向に向けていくのである。本書は、家庭教育を家族集団の中での子どもの発達に関わる事象としてとらえ、現代社会の子どもの発達過程及びその過程に関わる諸問題(親の問題、家族集団の問題、社会の問題)を取り上げて、実証的に考える。章の構成
1.家庭教育と家族の変容
2.家族集団と子どもの社会化
3.育児観と子ども観の変容
4.親になる過程−親役割の取得
5. 育児不安
6. 父親の育児参加
7.ワーク・ライフ・バランスと家庭教育
8.家庭教育支援と地域社会
9.現代の保育ニーズと保育政策
10.しつけの混乱−親の不安と戸惑い
11.ひとり親家庭の現在と支援のあり方
12.児童虐待はいかに語られるか−虐待発生のメカニズム
13.虐待された子どもたちのその後−他者と共に生きる「自立」に向けて
14.親子関係と子どもの問題行動
15.現代の家庭教育の課題
販売価格 |
2,750円(税250円)
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型番 |
1117 |