日本政治思想史〔改訂版〕

著者

原  武史 放送大学教授 

発行年

21

ISBN

978-4-595-32268-6

サイズ

A5

ページ数

280

全体のねらい

主に幕末から戦後にかけての近現代の日本の政治思想史を解説している。西洋とも、中国や朝鮮など東洋とも異なる日本の政治思想とは何かに注意を払いつつ、従来のように有名思想家のテキストを読むだけでは見えてこない日本の政治思想の特徴について探っている。こうした学習を通して、現在の日本政治の背景にある歴史的、思想的前提を正しく理解することが、本書の目的である。天皇制という日本独自のシステムに関心があり、計量的な政治学だけでは飽き足らないと思っている読者を対象としている。

章の構成

1.総論1・日本政治思想史とは何か
2.総論2・空間と政治
3.総論3・時間と政治
4.各論1・徳川政治体制のとらえ方 −朝鮮と比較して
5.各論2・国学と復古神道
6.各論3・明治維新と天皇
7.各論4・街道から鉄道へ −交通から見た政治思想
8.各論5・近世、近代日本の公共圏と公共空間
9.各論6・東京と大阪
10.各論7・シャーマンとしての女性
11.各論8・超国家主義と「国体」
12.各論9・異端の諸思想
13.各論10・戦後の「アメリカ化」
14.各論11・戦後の「ソ連化」
15.各論12・象徴天皇制と戦後政治
販売価格 3,190円(税290円)
型番 5174

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