正多面体と素数

著者

橋本 義武 放送大学客員教授・東京都市大学教授 

発行年

21

ISBN

978-4-595-32282-2

サイズ

A5

ページ数

192

全体のねらい

正多面体に対し、その頂点・辺・面の個数はすべて (素数)+1であり、そのうちの2つの和、3つの和も、すべて(素数)+1か (素数の2乗)+1である。これは偶然だろうか? その謎を解くために、数学の世界の旅に出かけることにしよう。われわれは、そこで、群、比と余り、複素数、準同型と正規部分群、行列、射影変換と射影直線、正8面体多項式、正20面体多項式、方程式とその根の置換、体とその拡大、フロベニウス写像と原始根など、現代数学の基礎をなすいろいろな概念に出会うことになるだろう。

章の構成


 1.正多面体に現れる素数
 2.正多角形と正多面体の対称性
 3.群
 4.比と余り
 5.準同型と正規部分群
 6.行列と群
 7.SU(2)とSO(3)
 8.立体射影と複素射影直線
 9.正8面体多項式
 10.正20面体多項式
 11.合同式から有限体へ
 12.可換環上の線形代数
 13.多項式の割り算
 14.フロベニウス写像と原始根
 15.正多面体と有限体
販売価格 2,640円(税240円)
型番 7077

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