著者

大橋　正明　放送大学客員教授・恵泉女学園大学名誉教授・聖心女子大学グローバル共生研究所招聘研究員
利根川　佳子　放送大学客員准教授・早稲田大学准教授

発行年

25

ISBN

978-4-595-32521-2

サイズ

A5

ページ数

340

全体のねらい

多様な社会経済問題などで困窮する人たちに対して、伝統的には主に政府がセーフティ・ネットを提供してきた。しかしそのネットの欠落や政府の縮小が続くなか、最近で目立って民間非営利セクターが、サービス提供を行うようになり、注目が集まっている。ＮＰＯの公的資金への依存による市民社会組織としての自律性の喪失といった問題、またソーシャルビジネスと呼ばれる新たな解決手法。こうした国内外の民間非営利の諸組織の実態や動向について、基本的な知識を深める。

章の構成

1.NPO・NGOとは何か
2.NPO・NGOの法人制度
3.非営利組織のアカウンタビリティ
4.NPOの状況と支援組織
5.大規模で全国規模の非営利公益組織
6.大規模で全国規模の非営利共益組織
7.日本の国際協力NGOの過去・現在・未来
8.国際協力NGOの具体的事例
9.NGOの国内活動としての開発教育
10.NGOの活動としてのフェアトレード
11.ソーシャルビジネス
12.東アジアのNGOの状況と課題　〜台湾と韓国を中心に〜
13.東南アジアのNGO　〜フィリピンを中心に〜
14.アフリカのNGO　〜エチオピア・ケニアを中心に〜
15.市民社会の現状と展望